猫背と反り腰と巻き肩
- 盛雄 小林
- 10月8日
- 読了時間: 5分
デスクワークやスマホ、運動不足等により
・猫背
・反り腰
・巻き肩
の人が増えてきています。
だいたい姿勢の悪いと言われている人はこのどれかに当てはまっている場合がほとんどです。
それぞれ解説と改善の方法を紹介していこうと思います。
1.猫背
>解説
背中の上のほうが丸まり猫のような姿勢になるためそう呼ばれています。
一部もう少し下の方で曲がってしまう方もいますが、その方は胃腸が弱い方に多い曲がり方です。

猫背は肩周りが前に丸まったり内側に入ったりしてなってしまう状態だと思われている方は多いようで、襷掛けみたいな矯正ベルトを使って起こそうとしている方も見受けられますが、骨盤の後傾とセットで歪んでいることがほとんどです!
だって身体の上の方だけ前に出たらバランス取れずに前に転んじゃうじゃないですか!?
なのでバランスを取るように骨盤周りが後ろに下がるように後傾とセットになるんです。
>改善方法
日常の生活の中で簡単に改善していける方法としては・・・
歩幅を大きく早足で歩くこと!
意外とこれ一つで結構様々な姿勢の悪さが改善しちゃうんです!
みなさん前に丸まったご老人たちが歩幅広くさっそうと歩いているところって観たことあります??
おそらくはないと思うんですが、丸まった姿勢はバランスも悪く歩幅を広げづらいんです。。
逆に歩幅を広げるだけで自然と身体は起きて広がりやすくなってきます。
時間はかかりますが、1日10分でも良いのでこれを意識してお散歩してもらえば改善していくはずです。
通勤のときに意識してもらうだけでも効果ありますが、出来れば荷物無しでやったほうがより効果的ですね!
当院で施術する場合はより早く身体をお越して伸ばしやすくするために邪魔をしている関節と筋肉の調整をしていきます。
骨盤の後傾を調整し、固まって動きづらくなっている下半身の筋肉、肋骨周りの筋肉、胸筋などのストレッチと筋膜リリースにより早期に正しい姿勢に導きます。
ですが、姿勢を作るのは日々の行動なので、上記の運動も一緒にやっていってもらわないと中々戻りませんし、また悪い姿勢に引っ張られてしまいます。
日々の行動も改善しつつ調整することで早期改善が期待できます!
2.反り腰
>解説
上のイラストでもあるように猫背と反対で腰が前に倒れている状態を言います。
一部骨盤が後ろに倒れているのに反り腰だと思いこんでいる方もいるのですが、それはなんちゃって反り腰です。
骨盤周りは後ろに倒れているのに、腰より上の部分で頑張って身体を起こそうとして腰より少し高いところで折れ曲がって痛みが出ちゃっている人が来れに当たります。
原因としては腹筋と腹圧の低下により骨盤周りの安定がなくなり前傾してしまうことにあります。
特に下腹部の腹筋が弱くなっている人に多く、上半身を起こす腹筋のみをやっていて下腹部の腹筋は弱いという方も多く見られます。
結果として下っ端らがたるんでいる人が多い印象です。
>改善方法
改善方法は足上げ腹筋!

1,仰向けになり腰をそらない(浮かさない)ように上記のように膝を90度まで屈曲する
2,腰を浮かさない(床につける)ようにしながら足を伸ばして床へおろしていく
3,これを10回程度繰り替える。できるだけゆっくり。
※このときお臍の下あたりに手を当てて下腹部に力が入っていることを確認しながらやることで効果的にトレーニングが可能です。
このトレーニングを一日一セットやってもらうだけでも体幹が安定してきて骨盤が安定してきます。
当院で施術する場合も正しい姿勢になるために邪魔する筋肉や関節の調整をして早期の改善を目指せます。
猫背もそうですが、だいたい腰痛を併発されている方が多いのでそれも相まっていい姿勢が取りづらくなっている場合があります。
その場合はまず腰痛の原因から取ってあげることでトレーニングをやりやすくなってきます。
3,巻き肩
>解説
デスクワークやスマホ、家事等での身体の使い方って腕を前に出して肩を内側に持ってきてやる作業がおおくないですか?
それが多くなることで徐々に内巻きになっていってしまいます。

巻き肩は単品じゃなく他の歪みとセットで起こることがおおいです。上記のように全体のバランスも崩れがち。
あと、意外と知られていないのが肘から下も内巻きになってしまっている人が多い事!
パソコン仕事が多いと常に手のひらが下に向いた状態で使いますよね?
これも原因を作っている一つになります。
>改善方法
手っ取り早い改善方法としては
前腕の外向きストレッチ!
正直骨盤から全て調整したほうが早いのですが、自分で手軽にできるものとしてはこれが一番手軽なんじゃないかと。
日常でPCを使わないでくれってのは現実的ではないので、内巻きになった前腕をまずは外向きに伸ばしてあげること。

1,右手の手のひらを上にして前に出します
2,右手の親指を左手を下から回し掴みます
3,外側に開くように伸ばす
4,左側も同様に下から右手で左の親指を外側から掴み外側に開くようにストレッチ
ちょうどいいイラストがなかったので文字だけだと分かりづらいかもしれませんが、手のひらを外側にひねって伸ばすって感じです。
これだけでも胸が開いて姿勢が良くなる感じがするはずです!
当院では腕の筋肉から胸の筋肉もストレッチし、体全体のバランスも調整して改善していきます。
まとめ
3つの症状をまとめて紹介しましたが、なんとなく観ていてわかるかもですが、一部の気になるところが出てきたときには全体のバランスが崩れてしまっていることがほとんどです!
私達の身体は全体で一つの個体としてバランスを維持しています。
何かしらの症状が現れて改善したいと思ったときは全体を見つめ直すいい機会になるので、根本的に改善していくことをおすすめします!

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